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令和 3年 3月 5日産業建設常任委員会-03月05日-01号

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  1. 草津市議会 2021-03-05
    令和 3年 3月 5日産業建設常任委員会-03月05日-01号


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    最終取得日: 2021-07-29
    令和 3年 3月 5日産業建設常任委員会-03月05日-01号令和 3年 3月 5日産業建設常任委員会             産業建設常任委員会会議録 〇日時     令和3年3月5日(金)  午後1時30分 〇場所     全員協議会室出席委員   委 員 長  中島 美徳     副委員長  山元 宏和         委  員  石本恵津子     委  員  川瀬 善行         委  員  横江 政則     委  員  土肥 浩資         委  員  藤井三恵子     委  員  瀬川 裕海         議  長  西田  剛     副 議 長  小野 元嗣 〇欠席委員   な  し 〇傍聴議員   田中 香治 〇出席説明員  環境経済部長        藤田 雅也         都市計画部長        辻川 明宏         建設部技監         中安 隆年
            建設部長          寺田 哲康         環境経済部副部長(総括)  田中 三男         都市計画部副部長(総括)  松尾 俊彦         建設部副部長(総括)    生田 英樹         商工観光労政課長      井上 博道         都市計画課長        松浦 正樹         都市再生課長        川原 圭一         交通政策課長        岩城 弘宜         道路課長          西田 伸治         草津川跡地整備課長     福井 教之 〇出席事務局  局長   千代 治之    次長   山本 智加江         主査   竹田 茉美 1.所管事務調査草津川跡地公園を軸としたまちづくりについて」   (1)研修の振り返り   (2)方向性2「指定管理者の自主性、市・事業者・市民のより良い関係性づくりについて」の委員間討議、まとめ               開会 午後1時30分 ○中島美徳 委員長  皆さん、こんにちは。ただいまから産業建設常任委員会を開会させていただきます。  議事に入ります前に、議事運営上のお願いがございます。まず、委員会での発言は委員長の許可を得てからにしてください。他の委員等が発言している場合は、私語は慎んでください。答弁をする場合は、委員長の発言の許可後、所属と氏名を名のってください。  次に、新型コロナウイルス感染症の感染防止のためにお願い申し上げます。各委員は、質問のポイントを整理し、簡潔明瞭に質問してください。また、執行部におかれましても、簡潔明瞭、過不足なく答弁され、委員会の円滑な進行に御協力ください。  以上、よろしくお願いします。  それでは、これより議事に入ります。  本日の案件は、所管事務調査でございます。「草津川跡地公園を軸としたまちづくりについて」を調査項目といたしまして、先日の研修会の振り返り、そして委員会の調査の方向性に基づき、指定管理者の自主性、市・事業者・市民のより良い関係性づくりについてを案件とします。  本日の資料については、事前に電子データ共有システム内に掲載しております。皆さん、お手持ちのタブレットで御確認をよろしくお願いします。  まず、資料1、今後のスケジュール(案)、資料2、研修振り返り、次に、12月10日の委員会で依頼し、執行部から頂いた資料3、先進地事例と、そして調査のまとめを行っていく際に使用する資料4、委員間討議シート、こちら紙資料としても配付しております。皆さん、ございますでしょうか。そして、資料5、今後の調査の進め方、以上の5つでございます。  また、参考としまして、草津川跡地利用基本計画概要版のパンフレット、これは皆様のお手元にございますか。これも見ていただきながら進めていきたいと思います。  データも入れていますけれども、現物を見ていただいたほうが、公園完成後のイメージを共有しやすいということで、よろしくお願いします。  それでは、以上の資料をもちまして本日の会議を進めていきたいと思います。  それでは、まず資料1、今後のスケジュール(案)を御覧ください。新型コロナウイルス感染症の影響により、研修会が延期となったことで日程の変更が生じておりますので、2月、3月の分を、御覧のとおり、赤字の部分は特にそうですけれども、更新させていただきました。  本日は、研修の振り返りと方向性2のまとめを行い、3月16日に委員会では、付託議案審査終了後に所管事務調査を開催し、方向性3の委員間討議とまとめを行っていきたいと考えております。  4月以降は、方向性1から3の討議を終え、所管事務調査報告書を作成していくための取りまとめに入っていきたいと考えております。  なお、本スケジュールはあくまでも計画であり、調査を進める中で必要があれば、このスケジュール案に捉われることなく、柔軟に運営していきたいと考えております。  以上、委員各位の御理解をいただきますようお願い申し上げまして、今後の調査スケジュール(案)の説明とさせていただきます。  この調査スケジュール(案)で質問等ございますか。              (「なし」の声あり) ○中島美徳 委員長  それでは、こちらの調査スケジュールで進めていきたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします。  それでは、次に、先日開催させていただきました研修会の振り返りをしていきたいと思います。  当日の研修会には、私、欠席させていただきまして、大変申し訳ございませんでした。ただし、後日、オンライン会議システムZoomの録画を拝聴しました。私も研修内容は確認させていただいておりますので、よろしくお願いします。  研修の振り返りの討議がしやすいように、正副委員長にて資料2にまとめさせていただきました。こちらのほうを御覧ください。資料で簡単に振り返った後、委員の皆様、また執行部の皆さんからも所感をいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、資料2、1ページ目ですが、大阪城公園については、既存施設のリニューアルや新たに整備した複合商業施設などの施設収入イベント収入にて指定管理料ゼロ円で公園全体を一元的に管理されており、また、毎週共同事業体の各社が集まって新規の取組について議論し、明確な役割分担の下、ノウハウを発揮しておられたことが印象的でした。  また、広大な敷地の剪定樹木枝のアロマへの再利用や、園内交通システムとしてエレクトリックカーロードトレインの導入がなされていて、当委員会でも跡地公園の回遊性の向上の議論をしてきた中で、大変興味深いものでした。  事前質問に対する回答では、指定管理者の自主性やノウハウの発揮は、事業者の自主性を重んじた園内運営を許可する市の判断があってこそ実現したということや、市民の自主活動をバックアップする取組、地元市民ランナーのための設備の設置、冬季のイルミネーションイベントでの工夫などを回答いただいておりました。  次に、鶴見緑地については、冬季の公園利用促進のために大花壇に冬でも咲く花を植えて、一年を通じて花のある空間にしたり、写真映えするスポットとしてコスプレイヤーの聖地になりつつあるなど、サブカルチャーとの掛け合わせ情報発信が効果的に行われていました。  また、園内移動手段は、シェアサイクルポートの導入や、トヨタ自動車との連携で次世代モビリティの検討、起伏に富んだ地形への高齢者サポートとして園内バスも提供されているなど、興味深いものでございました。  事前質問への回答では、市、指定管理者、市民団体をメンバーとする分科会「鶴見緑地プラットフォーム」でより良い公園にするべく意見交換を行っていくことを計画されていたり、地元を巻き込み、住民に愛される公園となるように、地域のファミリーや子供向けの取組を行ったり、企業のボランティアの受け入れなど工夫がなされていました。  次に、泉南市営りんくう公園については、泉南市からの指定管理料はゼロ円で、無償で借り受けることにより、公園整備及び維持管理費用は、事業者負担で運営されており、また、草津川跡地公園指定管理者と同じ株式会社E‐DESIGNが公園設計をされていました。  また、草津川跡地公園と同じく、細長い公園を分かりやすく4つのエリアに分け、アクティビティエリアには、遠くからも視認性の高いランドマークとなる展望台付きのアスレチックを設置し、近隣のスポーツ施設との連携が積極的に行われていました。  また、地元漁港や大学と連携したマルシェの開催、近隣大型施設イオンモールとの動線を工夫した連携など、地域連携による魅力向上がなされていました。  事前質問への回答では、景観を生かした空間作りでブランディングし、市民の自慢や誇りとなり、愛される公園運営や市民の泉南市の魅力の再発見となるよう意識した取組がなされているとの回答がありました。  最後に、公園事業のまとめとして、公園のポテンシャルの導き方や、プレイヤー役割分担を考えて取り組み、官・民・地域の「三方よし」の流れを作ることがPark‐PFIの最大の任務であるとのことでした。  また、草津川跡地公園に対する感想、提案や質疑応答では、様々なアイデアやアドバイスをいただきました。跡地公園は、きれいな植栽管理がなされ、草津駅から徒歩6分という好立地であり、遊歩道・ランニング・サイクリングのエリアが明確に分かれていることが魅力であるという御意見をいただきました。  客層については、朝は高齢者、夜はカップルがもっと気軽に訪れられるようにするとにぎわいにつながるのではないかということや、リピート率アップには、スポーツ、レジャー利用が有効であること、また、鶴見緑地でも行われておりましたが、公園と自然に対する仕事、勉強の親和性に注目し、コワーキングスペースや学習スペースを設けると、駅から自然と人の流れができるのではというアイデアもいただきました。  ほかにもde愛ひろば東口にもカフェや売店を設置することや、コロナ禍で公園のオープンエアの特徴を生かした野外の演奏会や演劇の誘致、天井川と災害対策の歴史を市民啓発に生かすこと、また、宿場町の歴史とサブカルチャー掛け合わせで、マニアによるSNS拡散情報発信、バーベキューやグランピングの宿泊施設の整備など、たくさんのアイデアをいただきました。  公園運営の利益とは、サスティナブルであることであり、継続性のある運営について、民間企業ペイラインの考えを取り入れていくことが公園事業の成功につながるのではという意見や、各エリアに明確なテーマと目玉となるものを置くことで、遠くからでも視認性があり、利用者に分かりやすく、認知度アップにつながる等の意見がありました。  こうした公園運営は、公園の中だけでは終わらないまちづくり全体に寄与できるものであり、まさに草津川跡地公園を軸としたまちづくり、これの重要性を改めて感じる研修でありました。  以上、簡単に資料で振り返りましたが、皆さんから研修の感想や、本市と照らして見習うべき点、方向性2をまとめていく上で研修から得られたことなど、御意見をいただきたいと思います。  それでは、皆様、研修での振り返りの意見等、感想でも結構です。ありましたらどしどしと、挙手をお願いします。  ございませんか。  当日、各3部の部長さん、副部長さん等々も参加していただいておりました。また、草津川跡地整備課長都市再生課長も参加していただいていましたが、執行部のほうから何か感想などあったらいただきたいと思いますけど。  寺田部長、何かございましたか。 ◎寺田 建設部長  この前の研修では、大和リースさんのほうから研修材料を提示していただきまして、全国でも成功事例として広く知られたやつでしたが、その中身についてはなかなか知る機会がなかったんですけれども、今回の研修を通じて、いわゆる掘り下げた内容をこちらも把握できたことは、今後の草津川をいろいろと整備、また運営していく上では、よい機会をいただけたと考えております。  それで、今、委員長が振り返りの中で言われた、向こうの感想ということについても、今後いろいろ進める上でも参考にしていかなかればならないなということ感じました。 ○中島美徳 委員長  ほかございませんか。感想でも結構です。  川瀬委員、どうですか。 ◆川瀬善行 委員  今日の報告でも、やはり損益分岐点であるとか、維持管理していくために、これ以上ランニングコストがかかるような施設というのは、草津の場合は、もうちょっと、限界が来ているんじゃないか。むしろ、そういう収益の上がるような企業誘致、こういうところで、やはり注目される、そういう施設を持つような方法でないと、なかなか、今の維持管理以上に、停滞してしまうんじゃないかという心配をしますので、ぜひ、早くそういうものを見つけて、採算の取れる事業というものを誘致していったらどうかと、このように思いました。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。ほか、よろしいですか。  当日質問いただいていた土肥議員、どうですか。何か大阪城公園が大分変わったなという、質問をいただいていましたけど。 ◆土肥浩資 委員  大分変わりましたね。それはそれで大阪城に対しての感想やったんですけど。そこで得たのは、形は違うけど、それぞれの、西の丸庭園であったり、山田里曲輪であったり、それぞれに目玉があるから、結果あの中での回遊性というのがあるねんなと。世代ごとでの楽しみ方が各エリアで分かれているから、よくできている公園かなというのが個人的な感想であって、スケールが違うので、全てを参考にはできないけれども、そういう区間5なり区間2、今後の区間3、4というところで、それぞれのコンセプトに応じたお客さんなり市民の方が楽しめるような公園になっていったらいいのと違うかなというのが、一つ思ったところです。  公園そのものの感覚で言ったら、このりんくう公園のほうが、どちらかといったら規模的に近いのかなと。ここを参考にしたらいいのかなと。感想です。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  藤井委員。 ◆藤井三恵子 委員  ゾーンとして長い距離をどう市民に見せるかというところ、今言われたように。連携するというのと、やっぱり自然を中心とした公園整備ということは当初からあるので、そのあたりが、企画、立派なものをぼんぼん置くというのじゃなくて、この中でできる部分と、草津のよさというのをどう発展させていくのかというところが大事なことかなというふうに思いますし、上手にまとめていただいているので、いいかなと思います。 ○中島美徳 委員長  石本委員、どうですか。 ◆石本恵津子 委員  事前に、直接こちらのほうの公園まで来ていただいて、見ていただいて、これだけの感想、御提案をいただいたというのは、すごいなというふうに感じまして、ぜひともまたこの中から、実際にこちらのほうで参考にさせていただいてできましたと言えるような事業ができていったらいいかなというふうに思いました。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  瀬川委員、どうですか。 ◆瀬川裕海 委員  皆さんと大体一緒ですけど、取りあえず、形が細長いということで、それと、ところどころ幹線の道路があって、つながるようでつなげにくいというとこら辺もあって、研修受けた大和リースさんのほうは、やりようによったらできるん違うかという話やったけれども。僕は、非常に難しいのかなという感想を持ちました。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  横江委員、どうですか。感想でも結構です。 ◆横江政則 委員  3つの事業は、かなり共通するところもあるやろうけど、なかなか、規模が大き過ぎて。ただ、一つ一つが、ここ、第1区、2区、3区って、一つずつが完了していくのがいいねんけれども、それで終わらなくて、いかに住民の方を引き入れるかというのが大きな問題やなと思うので、ある程度想定をしながら、要は、草津川跡地のこれからの整備をしてもらえるとありがたいなと思いました。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  もうちょっと感想を聞きたいなと思うんですけど。  中安技監、参加してもらってどうでしたか。 ◎中安 技監  御説明のあった、紹介していただいた先進事例のお話を聞いて、非常に草津川跡地ポテンシャルがあるので、わくわくして、今後の整備についていろんなことを取り入れられたらなと思ったんですけど、スケールが違うと先ほどもお話があったりして、立地条件といいますか、人さえ呼んでにぎわえばいいというのは、少し草津川跡地は、住んでおられる方、非常に隣接しているということで、そこがちょっとほかの事例と違うのかなと。そこは、草津川としてはちょっと注意しながら、共存というか、そこにおられる市民の人もだし、ここへ遊びに来る人も、両方が楽しい場所になるという、そういうのを注意しながら、いい提案をいっぱいいただいた気がしますので、生かしていければと思います。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  せっかくなので、あと2部から聞きたいと思います。  松尾部長、どうでした。 ◎松尾 都市計画部長  感想なんですけど、大和リースの方で、民間業者の方ですので、あれこれ、あれやりたい、これやりたいと、どういう会議をしてそういうふうに決めてはるのか、ちょっとそこまで聞かなかったんですけど、我々ですと、机上で考えたりとか、会議の中で言ったりしても、なかなか実行に移すのに時間がかかる、もしくはなかなかできない、お金もかかるとか、二の足を踏むときがあるんですけど、さすが民間業者であって、即やってみるというようなところで、対策されているというのは、やはり、民間を活用する意義はすごくあるなというのは、それが一番思いました。  以上です。 ○中島美徳 委員長  最後に、藤田部長。 ◎藤田 環境経済部長  私も研修に参加させていただいて、経済の分野も担当しておりますので、共感というか、大事やなと思ったところは、やはり、お金を落とす仕組みがないと持続可能ではないという、サスティナブルの部分です。そういうふうなところ、あとターゲットを絞っていく、それに対してどういうニーズがあるのか、マーケットインの考え方といわれますけれども、そういったもの、あとはそれを誰が投資をしていただくのか、市がするのか、民間事業者さんがしていただくのか、そのあたり、投資に見合うリターンというんですか、そういうものが多分民間事業者さんはないと。こちらが作ったものを活用してもらうという方法があるのか、そうか、いやもう土地をお貸しするので、そこは民間事業者さんに自由に使ってもらって自由に収益上げてもらって。その一部をまた維持管理に回すというふうなものがどうも現実的ではないのかなというのが、私のほうではそういうふうな感じがしたところでございます。非常に参考になりました。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございました。  委員の皆さんからもさっき感想をお一人ずつお聞きしましたけれども。そのほか、何か研修を受けていただいて、何か御意見等もありましたらと思うんですけど。  よろしゅうございますか。ありがとうございます。  先ほど皆さんから感想をいただきまして、私も同じように思いました。特に、各公園、それぞれ大阪城公園にしても、鶴見緑地にしても、元々ネームバリューがあって、非常に人の出入りが多い。そしてまた、非常に大きい公園ですけれども、一つ回遊性という面では、瀬川委員おっしゃっていただきましたけれども、つながっているというのが、非常に回遊性という部分では、向こうのほうが有利やなと感じました。  ただ、やはり、草津川跡地公園でもエリアマネジメントの考え方が導入されていますので、各公園それぞれエリアマネジメントのちょっと進んだバージョンでされているのかなと思いましたので、草津川跡地公園でもこのエリアマネジメント、しっかりしていただければ、もっともっとにぎわいであったり、中安技監おっしゃったように、地域住民との連続性、御理解いただくポイントなんかも非常によく出て、もっともっと活用できる部分があるんじゃないかなという感想を思っておりました。
     実際、私も参加させていただいて、一緒に研修受けさせていただいたらよかったんですけれども、当日欠席して大変申し訳なかったです。  以上で、研修会の感想ということで終わらせていただきます。  それでは、方向性2、指定管理者の自主性、市・事業者・市民のより良い関係性づくりについてのまとめを行っていきたいと思います。  まとめの委員間討議に入ります前に、12月10日の委員会で執行部の皆様に提供を依頼しておりました資料について説明を受けさせていただきたいと思います。  執行部へ、これまでの討議に関わる先進地事例で、まだほかに情報提供いただけるものがあれば提供いただきたいということで依頼をしておりました。  資料3を皆さん御覧ください。これまでの討議に関わって参考とした先進地事例等を一覧にしております。赤字で新規と書かれているものは、本日新たに提供いただいたものです。  これまでの事例のおさらいも一部含まれておりますが、本日提供頂きました資料を次のページから順に執行部から説明いただきたいと思います。  それでは、説明をよろしくお願いします。 ◎福井 草津川跡地整備課長  まず、インザパークの説明でございます。  インザパークの部分につきましては、現地視察もいただきまして、実際に見ていただきました。テントという形で御利用いただいているというところで、大変工夫をなされているものでございました。  このA4の一番下の業種形態というところを御覧ください。事業内容の自由度が高く、運営事業者ノウハウを生かせるという点から、都市公園法第5条に基づく公園施設の設置許可及び管理許可により運営をされています。  草津川跡地に適用する場合なんですけれども、都市公園法施行令により、宿泊施設の設置については制限を設けられているということと、周辺住民への配慮は必要だというところでございます。  基本原則としましては、都市公園法の中では、例外を除いて、宿泊施設を設けてはならないということなんですけれども、皆さん御存じのように、大阪のてんしばとかは、24時間利用可能なインバウンド向け多言語対応休憩施設ということで運営をされているところもございます。  今後、ニーズの調査を行いながら、こういうものも視野に入れて検討してまいるということでございます。  もう1枚おめくりください。移動遊園地イベントのところでございます。  各公園の中で目玉となるイベントを開催するためにいろんな施設誘致をされております。指定管理者がイベンターを誘致しているというのが、おおむねの実施でございます。  委員長から御提案がございました移動遊園地であるとか、露店を出すとか、物販エリアも設定するとか、クラフトビール、軽食のイベントであるとか、スポーツプレイの体験というのは、スポーツ施設が実験的に置かせていただいてにぎわいを創出するというのが多いらしいということでございます。  それと、区間4の付近には(仮称)草津市立プールもできますので、完成時に向けてこういう仮設のプールなどで誘致をしたり、にぎわいの常設が必要ではないかと思っております。  実施につきまして、事業者がイベント実施で費用を回収しなければならないという論点がございますので、指定管理、メーカーとの調整を行いながら、できるだけ企業負担がないような形でにぎわいの設定をしていく必要があると考えております。  続きまして、もう1ページでございます。人流分析カメラということでございます。  これは最先端でございまして、スマートシティを目指す岡崎市で、国のモデル事業の中で人流分析カメラを設置されています。駅から中心市街地に複数カメラを配置して、それで人の流れが数えられて、どのような移動をされているかという現状分析と今後の対応策の提案の基となっているものでございます。現在のビッグデータの活用という部分の視点に入っております。  具体的に言いますと、花火大会やお祭りの混雑の回避、誘導や駅前の通行人の属性を調査して、新たな対策、発展性を考えたモデル事業を実施するということでございまして、委員の皆様に草津川の跡地の利用者の人数はどうやねんという話で、指標でやっていますと何回も御説明していたんですけれども、こういうものが設置をされると、通過人数もリアルタイムに分かるということで、将来的にはこのようなシステムというものを取り入れた形になっていきたいと思っております。  草津川跡地でどういうふうな活用ができるのかということなんですけれども、やはり中心市街地、JRの駅を基点として、各区間の連続性や周辺の回遊性を誘発するという基礎データが必要だと考えているものでございます。  実証実験については、カメラ20台、2,000万円ぐらいをかけて実証実験をされているようでございます。  続きまして、マイクロモビリティについてでございます。  ここの部分につきましては、マイクロモビリティということで、社会問題となっている高齢者の自家用車事故や車離れによる短距離の移動手段の不便さを解決するためにこのような施設が実証実験をされているというところでございます。  実際に実験されている場所につきましては、東京都、藤沢市、柏市、神戸市、尾道市、福岡市などがございます。ここの課題という部分につきましては、やはり道路交通法における問題がまだ解決されていないということで、今後実証実験を行いながら法整備に努めるということでございます。  草津川跡地の各区間や周辺への移動を容易にするための施策としては、将来的には有効だと考えております。  草津川跡地整備課から資料説明は以上でございます。 ○中島美徳 委員長  岩城課長。 ◎岩城 交通政策課長  それでは、次の資料、MaaSアプリを活用したシェアサイクル、大津市の事例を御覧ください。  こちら、MaaSアプリを活用したシェアサイクルの実証実験ということで、アプリで移動情報や観光情報などを提供しまして、シェアサイクルの活用と連携させて、地域内移動の利便性向上、誘客、周遊の促進効果を検証するものです。2月1日から3月31日まで実施をされます。資料真ん中、2、MaaSアプリ「ことことなびサイクル」なんですけれども、この写真のところ、操作画面なんですけれども、左がトップ画面で、その右がシェアサイクルが安く1日乗り放題になるチケット購入画面、その右が観光スポットや近隣店舗などの紹介画面、一番右がクーポン購入画面というふうになっております。  これ以外に、経路の検索機能として、民間経路検索サイトのナビタイムへリンクをしておりまして、目的地への行き方が調べられるようになっております。  今度、その下の3、シェアサイクル「コトバイク」なんですけれども、これがシェアサイクルで、専用アプリ、また別のアプリで施錠、解錠、決済までが可能となっていまして、JR大津駅など15か所に合計30台設置をされております。  これらの活用方法のイメージは、MaaSアプリを使って魅力的な観光スポットがないかまず調べて、そこのスポットまでの鉄道やバスまでの行き方とか金額を調べて、観光スポットに近いシェアサイクルで自転車を借りて移動しまして、アプリで購入したクーポンによって観光スポットやお店で安く楽しむという。それで、スポットへ自転車で移動して、帰りはまた帰りのルートに近いサイクルポートで自転車を返すという、そういうイメージになります。  次の資料のほうへまた移っていただきたいんですけれども、次の資料は、令和3年度まめバス実証運行になります。  こちら、来年度の予算で上げている分ですけれども、草津駅西口から下笠方面までを運行するまめバスなんですけれども、交通の空白地、不便地の解消に加えまして、公共施設のYMITアリーナ、総合体育館、ai彩ひろばへの移動手段を確保するというものにする。お示ししているのは経路の案でございまして、今年度、令和3年10月の運行を目指しまして、経路を初め時刻表、バス停の設置とかは地元バス事業者等と調整をしてまいるんですけれども、これによりまして草津駅西口から草津川跡地公園の移動手段を確保できたらというふうには考えております。  交通政策課からは以上です。 ○中島美徳 委員長  川原課長。 ◎川原 都市再生課長  私のほうからは、草津川ハイライン事業について御説明させていただきます。  当事業は、令和3年度の当初予算としてこの2月議会に提出をしている事業でございます。  まず、当事業の経緯でございますが、令和2年12月22日にJR西日本京都支社との間で地域資源を活用した駅前まちづくり協定と題して、相互協力に関する協定を締結いたしました。JR西日本では、梅小路の鉄道博物館のそばに新たに梅小路京都西駅を設置されまして、それに伴って廃線となりました梅小路短絡線という高架の線路の跡地がございます。そこを屋台ストリート梅小路ハイラインとしてリニューアルし、にぎわい広場として活用されておりました。  JRの線路を廃止した廃線と、本市の天井川を廃止した、川を廃する廃川のつながり、また、それぞれの跡地の活用をニューヨークのハイラインをモデルとしている点で共通しているということをきっかけとしてこの協定の締結に至ったところです。  この協定に基づき、草津市とJR西日本が両施設において連携するイベントを実施することで相互に利用促進を図り、協力してPRすることで、本市にとってはJRの広域的な宣伝力、集客力、そういったものの活用が見込まれます。  事業内容のところでもう少し詳しく説明をさせていただきます。  ①de愛ひろばでのイベント実施についてでございますが、これまでからde愛ひろばでは様々なイベントが行われておりますが、今回、梅小路ハイラインの屋台ストリートと同様に、屋台やステージを設けたイベント予定しております。  順番が前後しますが、3番のところを御覧ください。  梅小路ハイラインにおきましても、草津市の飲食店から屋台出店枠を確保してもらうなど、草津市のPRを行いたいと思っております。  4番のところで、JR西日本との連携、広域PRですが、連携イベントのポスターをJR西日本京都支社管内の主要な駅に掲出をしていただき、また、JR梅小路京都西駅とJR草津駅を一定期間内にICOCAで利用された方、また、イベント会場でICOCAを使って決済された方には特別なポイントを付与していただくなどを計画しております。  そして、2番でございますが、駅周辺の店舗を巻き込んだ中心市街地のにぎわいの創出も考えております。駅からde愛ひろばまでの動線を含めて、中心市街地内の商店にイベントののぼりの掲出依頼を呼び掛けるとともに、イベント来場者が駅周辺の中心市街地のお店に立ち寄っていただけるようなチラシなどの作成を予定しております。  このたび、JR西日本という大きな企業と連携するきっかけができましたことから、草津川跡地公園のさらなる利用促進と周辺へのにぎわいの波及というところに力を入れてこの事業を取り組んでまいりたいと考えております。  都市再生課からは以上です。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  これらの資料の説明につきまして、この資料の不明な点等ありましたら説明を受けたいと思いますけれども。何か質問ございますか。              (「なし」の声あり) ○中島美徳 委員長  それでは、方向性2指定管理者の自主性、市・事業者・市民のより良い関係性づくりについてのまとめの委員間討議に入らせていただきたいと思います。  お手元に紙資料でもお配りしております資料4、委員間討議シートを御覧ください。まとめを行っていくに当たり、必要な討議事項が分かりやすいように討議のイメージシートを作りました。  方向性2は、行政だけでなく、市民、民間事業者など、多様な主体が連携し、持続的な事業展開が可能な仕組みとなるより良い関係性を築くために市と事業者、事業者と市民、市民と市のトライアングルの関係性の中で、おのおのにどんなことが必要なのか、おのおのの相互の矢印の関係性において何が課題で、解決のために何が必要かを整理していきたいと思います。  おのおのの関係性の吹き出しの部分について討議いただくイメージでございます。また、下段の枠については、先日の研修や本日の先進地事例の資料提供の中には、方向性1、公園全体の回遊性及び市内全域の回遊性に係る公共交通網整備に関わる内容も多くありました。方向性1については、中間報告の段階で一旦まとめてはいるものの、現時点に新たに得た情報を基に追加で御意見もあるかと思いますので、もし何かあればこちらにも御意見いただきたいと思います。  委員間討議シートは、御意見をまとめる際のメモとしても御活用ください。  それでは、方向性1、方向性2について、皆様の活発な御議論をよろしくお願いいたします。  ちょっとイメージとして、例として言いますと、市から事業者に対して、市からはこういった御意見あったらどうかなと思っています。市からは、にぎわいの創出、集客を求める。事業者からは、規制緩和とか透明性、市担当者との連携強化を求めるというような御意見をいただけたら。また、市民から事業者に対しては、市民のほうからは、全ての人が楽しめる工夫とか、安価で行きやすいとか、分かりやすい、そういった工夫をしてほしい。事業者からは、地元地域の皆さんの理解をいただきたいなとか。例えば、参加してもらったときのマナーとかルールを守ってほしいなとか。何かイベントをしたときの様々な反応、行きたいとか楽しそうだなというような反応、実際来てほしいというようなことの、そういう意見を皆さんからもいただきたいなと。  市と市民の関係性のところでは、市からは、地元地域の理解とか、マナーとかルールを守ってほしい。老若男女全ての人に集ってほしいなとか。それから、積極的な利用活用をしてほしいというような観点があるかなと。市民のほうからは、交通渋滞の緩和をしてくれよと。また、地域住民へのサービスをもっともっと向上してほしいなとか。駐車場をちゃんと確保してやと。安く楽しめるようにしてやと。それに伴って公共交通機関も充実してほしいなと。そんな意見が出てくるんじゃないかなというふうな想定をしております。  皆さんもそういった観点で。例えば、市と市民の間では、市側からこういう意見、市民からはこういう意見があるんじゃないか、というようなところで、関係性作りとかいうところのまとめにしていきたいなと思いますので、皆さんそれぞれ活発な御議論をいただきたいと思います。  何かございますでしょうか。  この枠に捉われることなく、結構ですけど。  横江委員。 ◆横江政則 委員  結構、イメージとしては難しいなと思っているんやけど。  例えば、市民と利用者やったら、今、事業者の中で指定管理とかしてもらっている中で、市民にとって使い勝手が悪い、例えば時間規制されるとか、いろいろあると思うんねんけど、そのあたりを、そういうて市民が言うとおりにやっていくというのはなかなか難しいと思いますけど。そのあたりが、市民から事業者というか、事業者というのか指定管理という形になるのか分からんけど。そこが、市民の立場から言うたら、もうちょっと自由に使わせてほしいなというところがあるの違うかなと。事業者さんから言うたら、時間がある、指定管理の中のやつやから。という感じですか。今、そういうふうにちょっと思うねんけど、もうちょっと市民から自由な発想の中で使わせてもらいたいなと。 ○中島美徳 委員長  今何か、全体的にですけど、市民からの声ということで、使い勝手が悪いところがあると。自由に使いたくても使えないとか、時間設定があって、行きたいときに行けないというような御意見をいただきました。  多分、事業者側の意見だと思いますけれども、指定管理の規制みたいなものがあるようなこともあるし、そういうようなところの規制緩和を何とかできないかというような御意見をいただいたと思います。  全体的でも結構ですので、思うところがあればどんどん言っていただきたいと思います。  ございませんか。  川瀬委員、どうぞ。 ◆川瀬善行 委員  市と市民の関係ですと、やはり、これは大分古い話かも分かりませんが、例えば、草津宿場まつりでも、なかなか周辺の者が草津の中へ入りにくかった。ちょっとそういう面からいきますと、ここに行く方法とか、できたら車で行った場合に、道の案内が、交通案内というんですか、そういうものがやはり分かるように、道に誘導というんですか、そういうものがあれば分かりやすいんじゃないか。  それから、市と事業者の関係では、どれぐらいの人を集めるのかという部分の目安がある程度見えてこないと、我々がついていけなくなるんじゃないかなという感じがいたします。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  ほかに何かございませんか。最後のまとめをしていきたいので、何でもいいです。活発に御議論いただいたら。  土肥委員、どうですか。 ◆土肥浩資 委員  そういった、川瀬さんとか横江さんみたいな個別の困難みたいな事例を言ってというわけじゃないんですけれども、姿勢として、市から市民、あるいは事業者から市民、まず大事なのは、今回のことで言ったら、跡地公園をどう使いたいのか。先ほど藤田部長おっしゃったような、ニーズに合ったものを提供していくというところが大事やと思うので、きっといろんな人が住んでいるから、いろんなニーズが出てくると思うんですけど、そこをいかに、言わば効率よくというか、形にしていくのが大事なのかなというふうには思います。  だから、より良い関係づくりをしようとしたら、まず市民の方に満足してもらわんことには、このトライアングルは成り立たへんので、そこかなと。市民についても、住民の方もおれば、企業も含めて市民というふうに考えたら、この市内で事業をしてはる事業所とか、企業に対してのこういう公園を活用して何かやってみませんかみたいなこともいいでしょうし、そんな提案も市のほうからやるというのもありなんじゃないかなと、漠然としますけど。  関係づくりといったらそういう感じですかね。個別に何をしたらいいとかということじゃなくて。 ○中島美徳 委員長  全体的に効率よく使えるには、いろんな人の意見を取り入れて、ニーズに合ったものをしていってほしいなとか、その間に規制緩和せなあかんものがあったら規制緩和も取り入れたらええやんというような御意見でよかったですか。 ◆土肥浩資 委員  規制緩和云々は必要であれば。 ○中島美徳 委員長  必要であればです。  ほかございませんか。  藤井委員。 ◆藤井三恵子 委員  この前の提案で、場所によって24時間やっていらっしゃるところとか。 ○中島美徳 委員長  ああ、ありましたね、 ◆藤井三恵子 委員  仕組み、いわゆる、どういうところにしてほしいかというのをやっぱり、街のほうやったらちょっと防犯上明るいようにしてほしいとか、自然のほうは、ちょっと程々にしたいというような、区域があるので、全体的にどうこうということは難しいんですけど。さっき言いましたように、長いので、区域によってどういう、これで方針は出ているので、それに向かってどうするのかというのを具体的に市が提案することに乗っていただけるような事業所さんがいないとあかんわけで。そのあたりはどうつなげていくのかというところ。そこが問題かなと思います。 ○中島美徳 委員長  区域によって使い分けを上手にして、事業者さん、市民さんといい関係ができるようにしてほしいなということですね。  ほか、何かございませんか。活発にいろいろと言っていただいたほうが。  石本委員、どうぞ。 ◆石本恵津子 委員  今現在、仕組みとして、草津川跡地公園の管理運営会議という会議の中で、それぞれ全体会、部会とかがあって、いろいろ話合いをされていると思うんですけれども、その中も、やはりメンバーが大体決まっているメンバーでの話合いというふうになっていると思うので、そこから離れたところのいろんな方の意見が聞けるような機会がもっとあれば、今まで思ってもいなかったことがふっと出てきたり、規制というのが頭にない人のほうが、よりこんなん初めからできへんわというのを決めつけるのではなくて、そういう意見もいただけるのではないかなというふうにも思いますので、そのあたりもちょっとまた、これから市としても考えていっていただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  ほか、ございませんか。  瀬川委員、何かありましたら。 ◆瀬川裕海 委員  この草津川跡地は、元々、目的はやっぱり、公園を作るのが目的ではないと思います。一つの手法として公園という形になっていますけれども。やっぱりそこで人が集まり、人が回遊して市内の活性化を図るというのが一つの大きな目的だというふうに思っていますので、そういった意味では、草津川跡地である程度公園を作って人を集めることを、それをどう回すか、それは市が考えていくというか、市と市民もそうですけれども。あと、公園の中での事業者に関しては、ある程度、僕は、自由に権限と財源を渡して、この範囲内でやってもらうという、言わば公園の部分はもう事業者に任せてしまうという形、あとは、それを中心にどう草津市内に人を回遊させて、どう活性化を図っていくか。やっぱりそこをしっかりと見定めていかなあかんのかなというふうには思います。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  そもそもこの公園整備をしてきた最初の目的というのはしっかり持って、やはり回遊性というのをしっかり考えた上で、各事業者、市民との関係性も考えてほしいというような御意見であったと思います。
     先ほど石本委員からもありましたように、エリアマネジメントでいろいろ会議していただいている中で、既存のメンバーだけでやっていてはというような御意見もありましたが、いろんな人を入れてというとなかなか収拾がつかない場合もあるんですけど、その点について、今石本委員の言われた意見について、今後の市の考え方なんかがありましたら、ちょっとお答えいただきたいんですけど。  福井課長、ございませんか。 ◎福井 草津川跡地整備課長  委員おっしゃっていただきました様々な御意見、この草津川跡地整備課、公園のポリシーでございまして、皆様の意見を聞いて、皆様の意見を詰め込んだ公園としたいというふうに日々思っているところでございます。  供用開始の部分につきましては、指定管理者によりアンケートを実施をさせていただいており、様々な意見を頂戴しているところでございます。  加えて、次期整備であるとか、フォーラムという形でイベントを重ねて、そこで草津川跡地を整備するに当たっての方向性であったり、市民意見を大きく聞いたり、そういう取組を重ねながら次の次期整備であったり、今回の区間2と5のリニューアルであったり、次の工区の決定であったりを進めたいと思いますので、御意見いただけるということは非常にありがたいこと、意見をいただけるということはここを使っていただけることと思っておりますので、そのような機会を作って整備を進めたいと考えております。  以上でございます。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  川瀬委員、どうぞ。 ◆川瀬善行 委員  やはり会議というのがなかなかコンセンサス一つにするのは難しいかも分かりませんが、アイデア募集となってくると、今現在で何かこう、募集箱みたいな、そういうふうな感じはされているんですか。あまりそのあたりは分からなかったので、教えてください。 ○中島美徳 委員長  福井課長。 ◎福井 草津川跡地整備課長  アンケートの配布を定期的に行っておりまして、そこで欲しいものであるとか、満足しているものであるとか、もっと新たに欲しいものというものも追加で意見を聞いておりますし、指定管理者が常時事務所にいる関係で御意見もたくさんいただいております。  そういうものを集めまして、常時御意見を聴取して、今後の展開に図っているところでございます。  以上でございます。 ○中島美徳 委員長  ほか、御意見等ありましたらどんどんとお願いしたいのですが。こんなんどうやという質問でも結構ですし、何かございましたら。  先ほど来、皆さんからいただいた御意見の中では、特に、前回土肥委員もおっしゃっていましたけれども、指定管理者と市民側の温度差なんかもあったよとか、それから、市民としては、こういう使い方をしたいんだけど、現場でもそれは使えたらいいですね、ところが、市のほうでそういう使い方はちょっとやめてくださいと。指定管理者のハードルがあるような話もありましたし。例えば、時間帯についても、一定5時で終わってしまったり、というような面もあると。そういったところが、先ほど藤井委員からもありましたけど、区域によって営業時間なんかの設定も変えてもいいんじゃないかというようなこともございました。  そしてまた、何でも自由に使うというのがなかなかあれですけれども、やはりある程度自由度がないと、事業者としても事業展開ができないという部分もありますので、そういった部分もやはりちゃんと聞き取りをしてほしいなと。  それから、市民側からしてみれば、草津川跡地公園に行くための手段です。そういったものに制限があるように思うというところ。それから、交通案内がなかなかうまくできていないという面があるかなと。草津駅からは見やすいかもしれませんけど、草津駅下りて、何も知らない人が、de愛ひろばへ行こうと思っても、de愛ひろばの案内看板すらないですよね。そういった点。  例えば、de愛ひろばからもう一つあるねん、ai彩ひろばあるねんと言われても、ai彩ひろばってどこにあるねんというのが、正直言って案内看板すらないので分からないというような点もありますので、そういったこともしっかり整備してほしいなというような御意見もあったと思います。  また、全体に関してになってきますけれども、市として、この跡地公園全体を、土肥委員からありましたけど、実際どう使ってほしいのかというようなことをもっとちゃんと、エリアマネジメントの中であったり、アンケートの中でもしっかりと聞き取りをしていってほしいなと。市の思いはあるけれども、市民の思いというのは聞けていないのじゃないかというような御意見であったかなと思います。  それと、もっともっと効率よく使ってもらうにはどうしたらいいかというのを、この事業者側にとっても市民側にとっても、確認していくことが必要じゃないかというような御意見もあったと思います。  そしてまた、事業者がイベントをする際、どれだけの数を集めたいのかという集客目標みたいなもの。逆に市からも事業者に対してどれだけ集めたいのかというような集客目標があると思うんです。それのビッグデータをもっと活用してというようなこともありますし、いろんな観点から御質問、御意見もいただきました。  加えて、方向性1の部分ですけれども、市内全域であったり、公園の中全体の回遊性に関する部分での追加の御意見等あったらと思うんですけど、皆さん、そちらのほうはもうよろしいですか。  方向性1の部分、まとめてはいますけど、資料提供いただいた部分では、そういった面もあるかなと思うんですけど。  横江委員、どうぞ。 ◆横江政則 委員  以前から自分も思っている話なんやけど、今、草津川跡地公園は日本一長い公園というイメージであって、1区、2区、3区、それぞれ一つずつでき上がっていっているんやけれども、ここにやっぱり、方向性として回遊性というのか、市街化区域から調整区域までつながっている話なので、そのあたりのしっかりとした回遊性というのか、駅まで行くというつなぎというか、そういうこともしっかりと考えた中で、ここに公共交通網の整備と書いてますけど、そういうのもしっかりと踏まえた中でつないでほしいなと。また、今の新しい公園の中から東西南北、そこから起点がつながるような形のイメージがあればいいかなとも思いますので、ただ単に一番長い公園というイメージでは、ちょっと自分としては、それで終わるのはもったいないなという感じで思っています。 ○中島美徳 委員長  しっかり回遊ができる、草津川跡地公園の中だけと違って、これを軸として市内全域がもっと回遊できるような捉え方で今後考えてほしいなというような御意見だと思います。  資料3で提供いただいている部分で、まめバスの実証運行がありました、新聞にも大きく載っていましたし、下笠のほうがよりよくなってくるかなというふうに、指くわえて見てました。  そういった実証運行を基に、これのルート見ていても、私の住んでいる地域にはまめバスがございませんので、私の地域からはまだまだこれ、草津川跡地まで行けないなと思っています。これをうまいこと使っていただいたら、私の住んでいる地域からも行けるんじゃないかなという気もしますし、実証運行ですから、実験していただいて、利用者が多いとか、声があるということであれば、もっともっとこういうふうなものを増やしていただけたらいいなというように思っています。  またちょっと、一つ聞きたいんですけど、ハイラインなんですけど、こちら、これから事業費、今予算計上していただいていて、議会を通ればということなんですけど、このハイライン事業で、この草津川跡地公園、どうにぎわっていく、草津川跡地公園プラスアルファですね、プラスアルファのにぎわいがどういうふうなことが予想されていくのか。ちょっと執行部から御意見いただきたいんですけど。  川原課長。 ◎川原 都市再生課長  このハイライン事業の資料の中で、資料の事業内容の②のほうで御説明をさせていただきましたが、非常に魅力ある草津市の中でも誇れる公園ということで、草津川跡地公園のde愛ひろば、集客力があるという認識をしておりますが、それが中心市街地のお店のほうにも皆さん来ていただけるような、そういうふうなイベントを考えております。  特に、この新型コロナの影響で、なかなか大きなイベントができない中にあって、来年度、ウイズコロナ、アフターコロナというところで、跡地公園に行ったら何かがやっているというような、小規模なイベントを重ねることで、そこに足を向けてもらい、また、周辺の中心市街地の素適なお店、魅力あるお店みたいなところを見つけてもらえるような、そういうふうなイベントにしていければというふうに思っております。  以上です。 ○中島美徳 委員長  周りとマッチしてやっていきたいとう御答弁だと思います。  皆さんのほうからも、こういった事業を通じて、草津川跡地公園指定管理者の自主性であったり、市とか市民とか事業者それぞれの関係性づくり、また公園内だけでなくて、市内全域の回遊性、公共交通機関の充実の部分で、何か御意見等ありましたら、最後もうちょっといただきたいんですけど。  ございませんか。よろしいですか。  最後にもう一つ聞きたいんですけど、この資料提供いただいているマイクロモビリティ、特にシェアサイクルなんかもあちこちで進んでいるようですけど、これは草津市での実証実験とか可能性とか、その点は執行部としてどう考えていただいているのでしょうか。  福井課長。 ◎福井 草津川跡地整備課長  当課の資料のマイクロモビリティについてのページを御覧ください。電動キックボードについての実証実験でございます。  あくまで、聞き及んでおりますのは、この個体自体は、電動キックボードについては安価でございます。左下、ホンダのミニカーです。これは150万円、それとEVといいまして、ジープみたいなこの緑なんですけど、田島モーターというところと出光興産というところがやっておりまして、1台200万円というものでございます。  まず、導入するに当たっては、草津川跡地整備課としては、電動キックボードはどうかと、大和リースの方にもおっしゃっていただいていたので、利用するに当たっては、やはり公道でございますので、実験的にするに当たっても、指定管理者維持管理に使ったり、そういうことの実証実験でないと今のところはできないのかなというものでございます。  具体的にいうと、キックボードじゃなくて、ステップのボードを乗られていて、公園内はこれがいいのかどうかという御質問も市民からたくさんいただいております。非常にマナーについては御注力いただいているものでございますので、ここで提供いただくものについては、メーカーから実証実験としてものが提供できるようないい公園にしたいということです。企業が提供していただいて実験していただける場となるというのが条件の一つであるのと、もう一つは、電動キックボードが公道で乗れるようなルールが国土交通省で一定示された場合というものが、うちの草津川跡地公園で採用できるポイントなのかなと思っておりまして、今後各実験も注視しながら各自検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中島美徳 委員長  ありがとうございます。  ほか、皆さんからよろしいですか、御意見等。              (「なし」の声あり) ○中島美徳 委員長  ないようでございますので、方向性2の指定管理者の自主性、市・市民・事業者のより良い関係性づくりについての部分については、ちょっとこの見出しのようにはなかなかまとまっていませんけれども、市民から事業者に対してはもっと自由に使わせてほしい、使い勝手をよくしてほしいというような御意見があったり、事業者から市に対しては、例えば指定管理のところで、必要があれば規制緩和にも着手してほしい。また、市民から事業者に対しては、集客に対する目安であったり、または自由に使いながら、もっともっと使い勝手のいいものにしてほしい。また、市民から市に対しては、交通手段とか交通案内をもっと分かりやすくしてほしい。それから、市から、市全体に関わることですけれども、跡地公園のコンセプト、これをしっかり示してほしい。また、効率よく使うには、事業者とよく相談してほしい、といった御意見が基本的には上げられたかなと思います。  方向性1については、回遊性をしっかりしてほしいというような御意見がございました。  そういったところで、まとめとさせていただきたいと思います。  それでは、本日は活発な御意見をいただいてありがとうございました。次回の委員会では、調査の方向性3について議論していきたいと思います。  最後に、資料の5を御覧ください。  今後の調査の進め方でございます。調査の方向性3、各所属の草津川跡地公園との関わり方について(プロジェクトチーム化の必要性)について討議していくことに当たりまして、これまでの討議でまとめた方向性1・2の提言内容などを実現していくために、各所属がどのようにその事業や草津川跡地公園に関わっていく必要があるのか、プロジェクトチーム化の必要があるのか、持続可能な社会の構築に資する草津川跡地公園の活用、これを実現するためにこれまでの討議を振り返りながら、委員各位におかれましては、意見を改めて考えていただきたいと思います。  また、次回は、今年度最後の委員会であり、また最後の方向性3の討議テーマでもあります。執行部の各部からもこれまでの討議を踏まえた上での方向性3への考え方について答弁を求めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  皆さん、本日は大変活発に御議論いただきまして、誠にありがとうございました。  以上をもちまして、本日の議事は全て終了いたしました。これにて産業建設常任委員会を閉会いたします。  閉会に際しまして、山元副委員長から一言御挨拶をお願いします。 ○山元宏和 副委員長  お疲れさまでございました。  いろいろと御意見も頂戴いたしましたけれども、これからもまた議論も深めていかなければならないと思いますので、よろしくお願いいたします。  細長い公園ということで、まだ区間3、4及び6、これからの整備になりますけれども、全体像を考えながら、この公園をより良いものにしていくということで、一つ回遊性ということは大きな問題になろうかと思いますけど、先ほども下笠にまめバスが走るということで、今後調整という言葉が入ってあったので、下笠に住む者として喜んでいますけど。今のルートは、イタチかカエルしかおりませんので。人が乗るということはないと思いますけれども。そういうまめバスを通じてこの公園にたくさんの人が寄っていただいて、交通機関もしっかり改正を図っていくということが一つの大きな問題ですので、今後またよろしくお願い申し上げたいと思います。  今日は御苦労さんでございました。以上で終わります。ありがとうございます。               閉会 午後2時40分 草津市議会委員会条例第30条の規定により下記に署名する。   令和  年  月  日  草津市議会産業建設常任委員会 委員長...